結婚指輪の素材の大定番と言えば、やはり「プラチナ」です。
ゴールドよりも高価なレアメタルとして有名ですよね。
昔は使い道がない金属で、決して高価な金属ではありませんでしたが、加工方法樹立以降は装飾品や触媒としての需要が増え、一気にその価値が高騰しました。
それが20世紀の初頭の出来事なので、現在のように金をも上回る高価な金属となったのは比較的最近のことなのです。
自分で結婚指輪を手作りする場合はシルバーなどの素材を選ぶことが多いですが、工房によってはプラチナで結婚指輪を手作りすることが可能なところもあります。
しかし、そもそもプラチナという金属はどんな金属なのでしょうか?
なぜ結婚指輪の素材として定番となっているのでしょうか?
今回はプラチナについての詳細を解説してゆきます。
プラチナは学術用語としての正式名称を「白金」と呼ぶ、原子番号78の元素です。
シルバーに似た白く美しい光沢が特徴の金属であり、物質として非常に安定していることでも知られています。
じつはプラチナはその安定性の高さゆえに、自動車部品などにも使用されているのです。
高価であまり縁のない貴金属に思えますが、以外にも身近な場所で使用されている金属でもあるのです。
そしてその安定性の高さは、装飾品として使われるときにも活かされます。
装飾品とは基本的に身につけて行動するものですよね。
つまりそれなりの耐久性が必要となるのです。
結婚後も毎日身につけることが一般的な結婚指輪であれば、なおさら高い耐久性が求められるでしょう。
そういった意味で安定性が高いプラチナは、手作り結婚指輪の素材として最適な素材であると言えるのです。
プラチナは安定性が高いだけでなく、見た目の美しさも金属の中で最高のものの一つです。
美しさというものは基準がありませんので一概には言えないかもしれませんが、白く美しい輝きを放つプラチナを見て、美しくないと思う美的感覚の人間はかなり少数派であると言えるでしょう。
つまりプラチナが結婚指輪の素材の定番として扱われる理由は、安定性と美しさなのです。